2010年03月09日

メディアが生き残るためには?

TechCrunchより

Marc Andreessen、旧メディアにアドバイス―「生き残りたければ船を焼いて退路を絶て」


旧来型メディア企業が取り組むべき自己改革。それは、変わり続ける情報の伝達
経路を理解し、そしてそれを取り巻くソーシャルインフラを理解することだ。


TechCrunchでは、元NetscapeのMarc Andreessenが旧来型プリントメディア企業に向けたメッセージが紹介されている。

従来の印刷版を完全に廃止して、全面的にWebに乗り換えろ

これは極論であるかもしれないが(Andreessenは本気だろう)、そのくらいの気概で
取り組まなければ、デジタルにおけるコンテンツビジネスなんて成功しないだろう。

私自身が過去数年間取り組んできたのは、旧来型メディア企業の保有するコンテンツ
を、デジタルベースのインフラに載せてマネタイズしていくこと。

これは単に、Web上でプリントと同じコンテンツを展開して広告を掲載することでは
ない。それでは従来型のビジネスと変わりが無く、今後10年間を生き残れるものでは
ないだろう。

Marc Andreessenの言う「ITが登場してからすでにこれほど長い時間が経ったにも
かかわらず、 メディア企業にはITを理解する能力がいっこうに育っていない。」

この言葉は、私自身がつくづく感じている事です。

技術系の出版社においてWebメディアを担当していた私自身が、16年務めた会社を離れ、
あえてITリテラシーの低い旧来型メディア企業へ転職したのも、彼らの生き残りを
かけた技術導入を行うためでした。

しかしながら多くの旧来型メディア企業では、従来からの既得権益(それも減少
し続けている)にしがみつくために、新しい取り組みに投資は出来ないのが原状。

Andreessenは言う

コンテンツがデジタル化されて消費者に届けられる限りにおいてメディア企業もIT
企業たらざるをえないのだ。


これが現実なのではないだろうか? 現代型のメディアを語るときにはテクノロジー
は既にアイデンティティの一部でなくてはならない。それを認められない企業は、
衰退するのみだ。

先般のMarc Andreessenの引用ですが、私としては決して彼の想定(旧来型メディアからWebへの全面切り替え)が正しいとは思っていません。

この辺りを、twitterで佐々木俊尚氏が言及していますね。

twitterより引用:

sasakitoshinao
アンドリューセンの「船を焼け」に反論。ネットメディアは紙メディアより運営コストが90%低いので、売上が20%でも成り立つ。いま紙メディアのオンライン広告は全体の12〜16%。これが20%に達すれば、紙を終えても成り立つ計算になる。 http://bit.ly/9YDE4q

旧来型メディアの大きな問題点、コストです。日経新聞の赤字決算が報告されていますが、新聞社の人件費は莫大なものです。新聞記者ひとりの人件費で、ネット専業なら3人は養えるのでは?
posted by ゼブラ at 16:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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